2025参議院選挙の投票先決めの参考情報です。
市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)が第27回参院選に向けた立憲野党共通政策の要請をしたそうです。
要請先は社民党、沖縄の風、日本共産党、立憲民主党です。
市民連合の公式サイトに書いてありました。
市民連合のサイトなどは2025参議院選挙の投票先決めに役立つ
市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)は憲法違反の安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民が集まっているような団体です。
私の見る限り、市民連合は
きちんと憲法に基づいて社会を作りたいと言っていて、
憲法に反して軍備増強などせずに外交に金と労力をかけて軍縮した方が良いと言っていて、
富を公平に分配して全員が文化的に生きられるようにした方が良いと言っていて、
原発のような利権で成り立ってなおかつ危険なものはやめて世界の潮流と同じく再エネ普及を進めた方が良い、
と言っているように見受けられます。
私が思うにはこれらはいずれも良い考え方で、市民連合は立憲主義(人権の保障を宣言し権力分立を原理とする統治機構を定めた憲法を制定し、それに従って統治するという政治のあり方)をきちんと守ると言っている政党に共通政策の要請を行ったりしているので、市民連合のサイトを見ると2025参議院選挙の投票先を決める参考になります。
共通政策の要請の主な内容
以下は市民連合が行った第27回参院選に向けた立憲野党共通政策の要請の主な内容の一部です。
正確な文書は市民連合の公式サイトに載っています。
※以下、市民連合の公式サイトに載っている立憲野党共通政策の要請の文書の部分的な引用です。
「信じられる未来」へ――平和を守り、真に豊かな生活をとりもどす。
(中略)
① 戦争と暴力に基づかない社会――憲法や市民生活を無視する軍拡は許さない
- 憲法9条改悪や専守防衛を逸脱する集団的自衛権の行使・敵基地攻撃能力の保有を認めず、日本国憲法の理念に立脚した平和外交と専守防衛の安全保障政策に徹する
- 市民の生活を犠牲にする大軍拡を認めない
- 沖縄に犠牲を強いる辺野古新基地建設など基地の強化ではなく、基地負担の軽減を実現する
- 非核三原則を遵守し、核兵器廃絶のための国際的なリーダーシップをとる
- 将来世代やすべての生きものへの責任を果たすために、気候危機対策に本気で取り組む
- 化石燃料や原子力に依存しないエネルギー転換を実現する
② 暮らしといのち第一(ライフ・ファースト)の社会――市民の生活と命を守る経済政策
- 物価高、燃料高騰、円安、不公平税制を放置せず、実質賃金を引上げ、格差是正を早急に実現する
- 消費税の減税とインボイス制度の廃止
- 社会保険料負担を適正化し、保育や教育のための子ども予算を増額する
- 農林水産業の育成を支援し、食料自給率の向上を目指す
- 企業団体献金問題や統一教会との癒着にみられるような、金権腐敗・裏金政治・政治の私物化や世襲化などを排し、公正で開かれたみんなのための政治を取り戻す
③ すべての個人の尊厳が尊重される社会――ジェンダー平等・人権保障・学問や教育の重視
- 選択的夫婦別姓制度や同性婚制度の整備とあらゆる差別の禁止
- ヘイトスピーチなどの差別や人権侵害、フェイクニュースの捏造・拡散など社会の分断と排除をもたらす言動を許さず、民主的な市民社会の基盤を守る
- 日本学術会議への政治介入や教育予算の削減など、これまの政権で見られた学問(真理の探究)や教育への軽視を克服し、社会の公正や発展、自治や人権保障の基盤となる、教育・文化・芸術・学術研究への抜本的支援を行う
※以上、市民連合の公式サイトに載っている立憲野党共通政策の要請の文書の部分的な引用でした。
投票で良い判断をしましょう
最近はヨーロッパ諸国でも他の地域でも世界各地で極右政党が台頭してきて、日本でも右派ポピュリズム政党が人気を集めて、新しめの右派政党が急に伸びては消えてまた別の新しい右派政党が伸びたりして、世界中で極右ポピュリズム政党が流行ったり移民排斥などのヘイトスピーチやヘイトクライムが増えているように見えます。
SNSなどは多様性を認め合う寛容な社会を求める内容の投稿をしたところでほとんど拡散などされませんが、デマや差別や暴力やエログロナンセンスの投稿をすると瞬く間に拡散されることが知られています。
そのため、自分自身が元々移民排斥を主張しているわけではなくても、移民排斥を広める暴力的な投稿をするとアクセス増を見込めるので移民排斥を訴える差別的暴力的なコンテンツをたくさん作ってSNSや動画共有サイトに投稿してアクセスを得て広告収入で生活をしている人もたくさんいることも知られています。
ネットに市民連合や市民連合と繋がりのある専門家の記事などがあり、そういったものを読むと一時的な流行りでなく正確な冷静な論を読めます。
本を読むのが苦にならない人なら市民連合と繋がりのあるような学者が書いた本を書店で買って読めば一時的な流行りでなく正確な冷静な論を読めます。
本は、厚い専門書を読むのが大変なら岩波ブックレットやその他の出版社のブックレットなどの薄めの本や、岩波新書やその他の出版社の新書などの新書は分厚くなくて楽に読めます。
きちんとした専門家による正確な冷静な論に触れておけば、選挙で投票する時に良い選択をできます。